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社長 × 若手社員TALK SESSION 03
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社員A自動車鋼材部
総合職
2020年入社 -
社員B財務経理部
業務職
2020年入社 -
社員C棒線部
総合職
2020年入社 -
社員D棒線部
業務職
2015年入社 -
社員Eブリキ・薄板貿易部
業務職
2021年入社
近年、メディアやSNSなどでも世代間ギャップがよく話題となっています。三井物産スチールの若手社員たちは、先輩社員たちとの関係性や社風をどう感じているのでしょう?今回は、入社2年目から8年目の社員と手塚社長とで、今の三井物産スチールに感じていることや、これからの会社の目指す姿について語り合ってもらいました。
TALK SESSION「風通しのよい職場」は
どのようにつくられる?
手塚:若手社員のみなさんと座談会で話ができるということで、大変楽しみにしてきました。三井物産スチールに入社して仕事をしてみて、率直にどのような印象を持っていますか?
社員A:入社前に社員との面談の機会があり、うちの会社は風通しがいいというのを聞いていたのですが、内心は「本当にそうなのかな?」と思っていました。実際に入社してみたら本当にその通りで、驚きましたね。
社員C:実は私も半信半疑でした。入社後すぐに、自分の考えを発信することを常に求められたし、そういう姿勢が歓迎される社風であると感じています。
社員E:私は自分でイメージした職場と良い意味でギャップを感じました。業務中も和気あいあいとして、気軽に先輩社員や上司に相談することができる環境です。プライベートでは一緒に映画に行ったりすることもあります。
社員D:確かに、感覚的には「会社」に行っているというより職場の方々に会いたくて仕事に行く気分かもしれません。業務はもちろん真剣に行いますし、朝起きた時は眠くてツライ時もありますが、会社に行ってみなさんに挨拶して、お話したり、お昼を食べたりしていると、楽しいと感じている自分がいます。
社員B:会社の社風である「自由闊達」や「風通しのよさ」をつくるために、手塚さんが心がけていらっしゃることはありますか?
手塚:こういう社風は長い歴史の中で自然に定着したものだと思いますが、例えば最近ではよく言う「ほうれんそう」に加え、上長のみなさんには、部下のみなさんに対して「おひたし」をお願いしています。「いきなり(お)怒らない」、「端から(ひ)否定しない」、「(た)助ける気持ちを持つ」、「(し)指導・育成する気持ちを持つ」の頭文字です。
社員D:確かに、上司や先輩方から自分の意見をないがしろにされた経験は全然ないですね。年次や年齢など関係なく、常に「一人の人間」として向き合ってもらえているなと思います。
手塚:それはいいですね。
社員A:手塚さんが若手社員だったときと今とでは、若手社員の雰囲気はだいぶ変わっていますか?
手塚:今の若手のみなさんは、ポテンシャリティも意識も非常に高いと思います。社会貢献への意識を持っていたり、環境問題に取り組みたいと考えていたり、目線が高いですね。ただ、これは若手に限ったことではありませんが、昔はもっと積極的に泥臭く仕事していたかな。以前は、どこの部署でも「この商品はこの人、この業界・地域はこの人」みたいなものすごい専門家がたくさんいました。今はそれが少し減って、皆幅広く優秀な人が増えた感じはあるかもしれません。エキスパートかジェネラリストか、という昔からある話ですが。
社員A:なるほど。キャリアをどのように積み上げていくのかということだと思うのですが、あらゆる分野に幅広くカバーできるようになるか、より専門性を追求するか、私の場合、今はまだ模索中です。
社員E:長く一つの分野に携わっていることも必要だと思うのですが、10年くらいその部署にいた先輩が、異動することで新たに他部署で知見・経験を積んでいくことも可能ですよね。一緒に仕事をする業務職としては、その道のプロももちろんいてほしいけど、私自身も含めていろんな部署を経験して自身の仕事の幅を広げていくことも大切だと考えています。
社長ってどんな人? 休日の過ごし方からモチベーションアップの方法まで聞いてみました!
社員B:手塚さんはこれまで赴任や出張でもたくさん海外に行かれたと思いますが、ここに住みたいと思った国はありますか?
手塚:私は、行った国全て好きになってしまう性格なのかもしれません。最初の赴任地はノルウェーでしたが、人も住み心地も良くて、そのときは第二の故郷だ!と思っていました。でも次に赴任したアメリカのヒューストンでは、こっちのほうがいいなと思ったり(笑)。出張でナイジェリアに行ったときは、社宅に男性のハウスキーパーがいて、彼の作る冷やし中華がものすごくおいしかったんです。そんなおもてなしの心を持つ人柄にも惹かれて、ここに住んでもいいかなと思っちゃって。
一同:(笑)
手塚:どの国にも良いところがありますね。
社員C:すごくお忙しいと思うのですが、プライベートでの過ごし方で工夫されていることなどありますか?
手塚:そうですね…必死に楽しむこと、その為に努力して時間と気持ちの余裕をつくることを考えています。30代後半でノルウェーの支店長になった当時、すごく肩に力が入っていたんです。期待に応えたい、成し遂げたいという思いが強くて、休日もよく会社に行っていました。全然余裕がなかったですね。今思い出しても、大変もったいないことをしたと思っています。今も忙しいけれど、後悔しない時間の使い方は常に意識しています。
社員B:休日はどんなことをされていますか?
手塚:例えば学生時代嗜んだ剣道ですかね。今も時間があれば剣道の稽古をしています。あとは家内と旅行に行ったり、おいしいものを食べに行ったり。実は、全然多趣味じゃないんです。
社員A:仕事で嫌なことがあったり、失敗したりすることもあると思うのですが、どのように仕事へのモチベーションを上げていますか?
手塚:モチベーションはちょっとした一言や視点の切り替えで変わりますよね。なので、とりあえず気分転換をします。例えば、稽古をしている時には心が無になるのでリフレッシュできます。追い詰められた時、拙速に答えを出さず先ずよく寝るということも。逆にみなさんはどのようにリフレッシュしていますか?
社員A:私は週に1度のフラダンスの練習に欠かさず行っています。練習のある日は何があっても19時半に仕事を終わらせてダッシュです!(笑)
社員D:私は歩くのが好きで、オフィスのある赤坂から途中の銀座まで歩いて帰ったりしています。例えばクリスマスシーズンなどはイルミネーションがきれいなので楽しいですよ。歩きながらも無意識にいろんなことを考えているので、その時の悩みとかが自然と解消したり。
社員B:私も歩くのが好きで、好きな曲を大音量で聞きながら歩いています(笑)。嫌なこと、つらいことがあっても、音楽の世界に浸ることでリフレッシュできるんですよね。あとはチョコレートが大好きで、デスクにお菓子を常備して、仕事中にもチョコレートを食べて気分転換しています。
手塚:好きな曲を聞くというのはアリですね。私も海外にいたとき、これから辛い交渉に向かうときなど、通勤の車の中で中島みゆきの「地上の星」を大音量で聞いたりして。他にも、ほんの小さなイベントでモチベーションが上がることはあるかもしれないですね。褒められたり、頼りにされたりね。
社員C:それでいうと、私はメールフォルダに「褒められたフォルダ」を作っていて、そこにもらってうれしかったメールを格納しています。落ち込んだときにその中のメールを見ると気分が上がるので、おすすめです(笑)。
社員D:それ、いいアイディアですね(笑)。私は今8年目なのですが、最近やっと一人前に業務をこなせるようになりました。それでも自信をなくすことがよくあるのですが、手塚さんはそんなとき、どうやって乗り越えてきましたか?
手塚:今でも日々自信を失っています。剣道でもね、試合に負けたら自信をなくすし、稽古中でも自信をなくします。これを乗り越えるのは、ひたすら稽古するしかないと思っています。日々練習、努力するしかない。あとは下を向かない、あごを無理やり上げるように意識しています。どうしても落ち込んでいると、顔が下を向いちゃうから。そうすると気持ちも上がらないですよね。だから無理やり上げるんです。そうすると物理的にも精神的にも目線が変わります。
明るく前向きな気持ちをもって、人生も仕事も徹底的に楽しもう!
手塚:すべての社員の皆さんと直接話す機会を設けたいと思って、今、複数の小さなグループに分けて座談会を行っています。この下期で50回程を予定していて、これからどんな三井物産スチールを作っていくか、そのほか有益な雑談を通じてみなさんの声に耳を傾けています。みなさんはどんな人が三井物産スチールに向いていると思いますか?
社員B:私は明るく好奇心があって、自分の意見が言える人と一緒に働きたいです。好奇心を持っていると、先輩方からいろいろ学べます!
社員E:そうですね、素直に先輩達に助けや教えを求められるといいと思います。うちの会社の先輩達は、助けを求めたら必ず優しく教えてくれる方ばかりなので。
社員D:私は「簡単で単純な作業」もおろそかにしない人と働きたいです。会社って、営業活動だけでなく、みんなの業務を円滑に進めるために、細々とした、でも欠かせない処理がたくさんあるんです。例えば、コピー用紙の補充や、会議室の予約、文房具の発注などもそうですね。ひとつひとつの仕事に意味があって、誰かのためになる。そういった仕事もおろそかにせず大事にしてくれる人は素晴らしいと思います。
社員C:その通りですね。結局、仕事は、人と人との関わりに終始するので、社内外問わず好かれる要素があるといいなと思います。社員一人ひとり性格が異なり、個性があるのが組織の面白い点だと思うので。
社員A:新人のときは落ち込むこともありましたが、引きずっている暇がないほど、どんどん役割が与えられるので、明るくポジティブに受け入れて、楽しめる人、成長につなげられる人が合っていると思います。
手塚:いいですね。先ほど、落ち込んだときやモチベーションが落ちたときにどう対処するかという話が出ましたが、やっぱり人生も仕事も、いかに正しく楽しむかを徹底的に追求できる人は、困難や課題も乗り越えていけると思います。生き馬の目を抜くビジネスの世界で活躍し続けるために、私たちは正しく戦う力を身につけなければなりません。世界のライバルたちと正しく戦い、夢と大義そして志ある仕事をやり遂げて、楽しみ尽くす。私たち経営陣の役割の一つは、皆さんがそういう経験を積み成長できる機会を提供し続けることだと思っています。
※本座談会記事は2023年1月時点のものです。