RECRUITING INFORMATION三井物産スチール株式会社

03:自動車・電磁鋼板部門
電磁事業開発部
CAREER STEP

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学生時代から入社まで

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出身は経営学部です。高校時代から英語に興味を持ち、大学でも英語サークルに所属していました。自然と貿易などの国際的な仕事を目指していましたね。
商社を目指した理由は、人と向かい合う仕事だからです。鉄鋼という商材というよりは「三井物産」というネットワークに惹かれました。そこに自分の人間力を掛け合わせたらどんな成長ができるだろう。当時の三井物産スチールは設立まもなく、一緒に成長していけると感じたことも決め手のひとつです。

CAREER STEPSキャリアステップ

2010
1年目

管理本部/旧 経理部(現 財務経理部)に配属
コーポレートの部署で営業の基礎を学ぶ

1年目の配属は経理でした。業務の内容は営業の書類手続きのサポートと税務関係の処理。取引先の体質や財務の情報を読みこむなど、リスクマネジメントの視点を教えていただいた経験が役に立っています。経理で経験を積みながら「2年目は貿易に関わる部署に行かせてください」と折に触れてお願いしていたことを鮮明に覚えています。

身についたスキル

  • 税務関係の知識
  • 財務諸表などの読解スキル
  • 基本的な取引におけるリスクマネジメントの考え方
2011
2年目

自動車鋼材部門 棒線貿易部に配属
目指していた「貿易」の現場へ飛び込む

経理部での1年間の勤務を経て、自動車鋼材部門棒線貿易部へ。商材は「線材」。自動車のタイヤの補強材に活用されたり、スマートフォンのボディ等に使用される様なシリコンを精密にカットするワイヤーに使われたりしています。
商材の特性は部署の先輩にレクチャーされるだけでなく、メーカー様のもとに伺い、直接教えていただいたこともありました。相手国は全世界あらゆるエリアに及びますが、私がはじめて担当したのはインドです。
貿易の仕事をずっと目指していたとはいえ、まったく未知の世界でした。インドから困難な要望を突き付けられ苦しんだことも、うっかり羽田空港と成田空港を間違えたこともあり……。先輩方にフォロー頂いたと思います。

身についたスキル

  • 基本的な貿易スキル
  • 交渉スキル
    交渉スキルをはじめ、営業の基礎を5年間で教えていただきました。
2016
6年目

海外研修員(在ロシア)
自分だけがやれることを探す「目」を養うこと

棒線貿易部在籍中、ロシア向けの案件を担当したことがありました。商材の需要が非常に大きくポテンシャルを感じましたが、当時盛り上がっていたマーケットは南米。商売を通じてロシアという大国にも興味を持ったこともあり、自ら手を挙げて現地に派遣していただきました。商社では「誰も手を付けない仕事」「自分しかできない仕事」を常に探す視点は重要です。
日本を離れ、最初の9ヶ月は現地で語学講習を受けた後、約1年3ヶ月の期間を三井物産のロシアの現地店に研修員として勤務させていただきました。鉄を扱う部署は、数名の少数精鋭で多くのことを現地店の諸先輩方やスタッフから学ばせていただきました。

身についたスキル

  • 輸入側の取引スキル
  • 商流を多角的に見る目
    日本にいた頃には見えなかった現地の物流や加工の様子、エンドユーザーを知れたことで、商流を多角的に見る目を養うことができました。
2018
8年目

プロジェクト資材部門 鉄骨・プラント資材部
日本全国を飛び回って知った、商品が使われる「現場」

2年の研修員としての期間を終え、ロシアから帰国することに。配属は三井物産がベトナムで展開していたジョイントベンチャーに関わる部署です。扱う商材は、日本国内の畜産業向けの畜舎に使用する建屋。プラモデルのように部品が造形された状態で輸入され、現地では手順通り組み立てるだけの低コスト且つスピーディーにできあがる利便性の高い商材でした。しかし図面が外国語で書かれているなど、組み立て工程に課題がありました。日本の施工業者に付き添い、全国の工事現場に出張・滞在しながらベトナムと連絡をとり、最適なプロセスを調整しました。3Dでの完成図の活用や、部品に固有のQRコードを貼って手順を明確化するなど新しい効率化を試行錯誤して乗り切れたのはいい経験です。

身についたスキル

  • 解決策を模索する調整力
    現場で施工業者とコミュニケーションをとり、その場で解決策を模索する調整力を身につけることができました。
2020
10年目

インフラ・産業資材部門 輸送インフラ部
プロジェクトマネジメントを学んだ鉄道案件

2年後に異動した輸送インフラ部は「レール」を扱う部署です。鉄道に使用する最終製品を扱うため、棒線のような様々な用途に加工される材料よりも深い知識が必要になりました。
また、鉄道案件はプロジェクトのスパンが数年と長期にわたります。大きな規模の取引をまとめながら入札を成立させるために、極めて緻密なコスト管理に加えて社内許可取得の手続きにも取り組まなくてはなりませんでした。
貿易においては、輸送費や為替などのコストが常に変動していきます。その上振れと下振れの幅を関係者様と調整し、見極める。いままでの部署では得られなかった知見です。

身についたスキル

  • 長期にわたるプロジェクトマネジメントスキル
  • 関係者からの膨大な情報を収集し、整理するスキル
2022
12年目

自動車・電磁鋼板部門 自動車鋼材部
国際情勢の激変でキャリアが急展開する

輸送インフラ部在籍中、ロシアのある鉄鋼加工センターへ駐在させて頂く話が進んでいました。ロシア研修員時代の経験を存分活かせるやりがいのある環境を楽しみにしていた時、ロシア・ウクライナ戦争が起きたのです。いままで上司や先輩方に恵まれ、希望通りのキャリアを歩んできた私にとって、初めての壁でした。
不安定な情勢の中でロシア行きが白紙になり、自動車部品向けの鋼材を扱う自動車鋼板部へ。タイやインド向けに材料を輸出する業務を担当しました。2023年にはバンコク現地の工場(Bangkok Coil Center)に出向、営業責任者として現場を指揮する経験にも恵まれました。

身についたスキル

  • 経営視点での現場指揮スキル
    お客様や従業員など幅広い関係者の立場を知り、調整に向き合いました。
2024
14年目

自動車・電磁鋼板部門 電磁事業開発部
いままでのすべての知見を活かし、新しい出発へ

現在私は電磁事業開発部に帰任し、ポーランドでの加工サービスセンターの新規立ち上げを担当しています。
初めて扱う商材に加え、今は建屋も、設備も、従業員もいない。まったくゼロからの立ち上げを日本にいながら支援しています。
これまでの経験をすべて活かし、三井物産がはじめて進出する土地で、ビジネスをスタートする。
この仕事にたどりついたのは、いままでの私が歩んだ三井物産スチールならではのダイナミックな経歴のおかげです。

学生の皆さんへのメッセージ

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これまでを振り返ると、私のキャリアはすべてが「ターニングポイント」だったと言えるかもしれません。
向かい合う相手のスタイルや、時には国際情勢にも影響されながら、その都度自分のやれることを探し、実現させてきました。時に自分から名乗り出て、時に思いもよらない変化に身を任せていくたびに新たな能力が得られた14年間だったと思います。
三井物産スチールは、私だけでなく、あなたにも激動のキャリアを与えてくれるかもしれません。
そのときに必要なのは、自分はこれに取り組みたい、という「意志」です。その意志を養うために、学生時代はできるだけ自由に、思いきり遊んでおくことをおすすめします。
そして変化を楽しみ、一緒に成長したいと思っていただける方、ぜひ飛び込んできてください。

その他のキャリア紹介